Feb 26, 2005
蓴菜(2000.12.5)
ぬるぬるした葉
茎もゼリーに覆われている
味はないけれど爽やかな水に浮かんだ蓴菜を
食べる
沼地
ナイフ形のすばやい魚がいる水の表に
蓴菜は浮かんでいるのだろう
菱は山の池で泳いだときに
手に絡んで除けつつ
向こう側へ進んだ
浮き草は粉のような花をつけて
ひたすらゆらゆらしている
畳目の
微細なホコリの通り道
WriteBacks
http://449741.ztxs.asia/~shimirin/blosxom/blosxom.cgi/poem/poem233.trackback
writeback message: Ready to post a comment.